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製造業でAIを使うなら、
現場ではなく書類から。
製造業でAIというと、検査の自動化やロボットのような現場の話が先に出ます。ですが最初に効くのはそこではありません。作業手順書、点検記録の清書、新人への教育資料、取引先への見積や提案書。現場の外に積み上がっている書類仕事のほうが、判断が少なく、すぐに形になります。
この記事の内容
- 現場の外に積み上がっている4つの書類仕事
- 写真とメモから手順書と記録を作る
- 新人教育の資料が属人化を防ぐ
- 取引先向けの資料は型を先に決める
- どこから始めるか
現場の外に積み上がっている4つの書類仕事
| 作業手順書 | ベテランの頭の中にあり、文章になっていない。担当が変わるたびに聞き直しています |
|---|---|
| 点検・検査記録 | 手書きのメモを後からパソコンへ清書する二度手間が発生しています |
| 新人向けの教育資料 | 教える人によって内容と順番が違い、資料として残っていません |
| 取引先への見積・提案 | 過去の資料を探して手直しする作業に、本来の見積作業より時間がかかっています |
どれも製造の技術そのものではありません。だから、まず外に出せます。
写真とメモから手順書と記録を作る
入り口は、今すでにやっていることに寄せます。作業中の写真を撮る。気づいたことを短く話す。それだけです。
写真と音声メモを送る
手書きのメモをそのまま撮って送っていただいても構いません。既存のやり方を変える必要はありません。
手順書・記録の下書きが返ってくる
工程ごとの手順、点検項目と結果、注意点を整理した文章にして返します。同じ工程が何度も出てくる場合は、次回から流用できる型にします。
現場の方が確認して確定する
専門的な判断が要る箇所は必ず現場で確認します。文章を作る手間を減らすことが目的で、判断を代わりに行うことはしません。
新人教育の資料が属人化を防ぐ
教育資料が無いと、教える内容が担当者ごとに変わり、新人がどこまで独り立ちできているかも見えにくくなります。一度手順書を文章にしておけば、教える側は資料を渡した上で実演に集中でき、教わる側は同じ内容を何度でも読み返せます。
ベテランが退職・異動した後に技術が引き継がれない、という問題への備えにもなります。今のうちに文章として残しておく価値は、人手が変わるタイミングほど大きくなります。
取引先向けの資料は型を先に決める
見積書や提案書は、案件ごとに内容が違うようでいて、実際には型が決まっている会社がほとんどです。会社概要、対応できる工程、過去の実績、価格の考え方。この型を一度決めてしまえば、案件ごとに書き換える範囲はごく一部で済みます。
盛岡・岩手県内の製造業は、県外の取引先とのやりとりも多い業種です。資料の型を整えておくと、初めての相手への提案速度が上がります。
どこから始めるか
「今いちばん書類に時間を取られている工程」を1つ選びます。点検記録の清書が重いなら記録から、新人が定着しないなら教育資料から。2週間ほどで形にして、使いながら直していきます。
盛岡市内と岩手県内は現場にお伺いします。初回のご相談は無料です。何から始めるか決まっていない段階でも構いません。
岩手の工場で、教育の時間が取れない問題
交代勤務が入ると、全員を集めて教える時間が作れません。結果として、教え方がベテランごとに違い、新しく入った人は誰に付くかで覚える内容が変わります。これは人の問題ではなく、教える材料が人の頭の中にしかないことの結果です。
手順書と点検記録を先に形にしておくと、誰が教えても同じところから始められます。作るのが大変で手が付いていないだけなら、既にある紙とベテランへの聞き取りから起こせます。
人手の確保が簡単ではない前提で考えると、今いる人が辞める前に、頭の中にあるものを外に出しておくことのほうが、採用より先に効く場合があります。
AI導入では国のデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)が使える場合があります。対象は登録されたITツールに限られ、当社の支援費用や御社専用に作る実装は対象外です。対象と締切は補助金の記事にまとめています。
製造業の方からよくいただく質問
現場の作業自体をAIに変えられるのかと聞かれますが、そこは求めていません。
図面や仕様書のような専門的な文書も扱えますか。
紙の記録が多く、パソコンに慣れている人が少ない会社でも入りますか。
まず、御社のことを聞かせてください。
何から始めるかが決まっていない段階で構いません。いまの業務を聞いて、AIやWebで変えられるところと、変えなくていいところを一緒に選びます。初回のご相談は無料です。盛岡は対面、全国はオンラインで対応します。
無料相談を申し込むお問い合わせから2営業日以内にご返信します。