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記事 / 補助金

盛岡・岩手でAI導入に使える補助金。
2026年度は名前から変わりました。

株式会社ASU Morioka

これまで「IT導入補助金」と呼ばれていた制度が、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金2026」になりました。AI機能を備えたツールの導入が対象として明記されたため、盛岡でも問い合わせが増えています。ただし、対象になる費用とならない費用の線引きを知らずに動くと、確実に手戻りします。そこを先に書きます。

直近の締切は2026年9月29日(火)17:00です

通常枠、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠の締切です。複数者連携デジタル化・AI導入枠は2026年10月30日(金)17:00。いずれも公式の事業スケジュールで2026年9月21日に確認した内容です。申請にはSECURITY ACTIONの自己宣言など事前の準備が要るので、使うつもりがあるなら今週中に動いてください。

この記事の内容

  1. 名前が変わって、AIツールが対象として明記された
  2. 5つの申請枠と、直近の締切
  3. 対象になるもの、対象になりにくいもの
  4. 盛岡で相談できる窓口
  5. 補助金を待たないほうがいい場合

名前が変わって、AIツールが対象として明記された

中小企業庁の事業名は「中小企業デジタル化・AI導入支援事業」、補助金の呼び名は「デジタル化・AI導入補助金2026」です。目的は中小企業・小規模事業者の労働生産性の向上で、業務効率化やDXに向けたITツールの導入を支援するものです。2026年度の変更点として、AI機能を搭載したツールの導入が支援対象として整理されました。

制度が新しくなったこと自体は追い風です。ただ、名前にAIが入ったからといって「AIに使うお金なら何でも出る」わけではありません。ここを誤解したまま見積もりを取ると、あとで対象外だと分かって計画をやり直すことになります。

5つの申請枠と、直近の締切

申請枠は5つあります。下の日付は公式の事業スケジュールに出ている直近の締切回で、2026年9月21日に確認した内容です。通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠は第5回、複数者連携枠は第3回にあたります。

申請枠直近の締切 / 交付決定(予定) / 事業実施期間(予定)
通常枠2026年9月29日(火)17:00 / 11月9日(月) / 交付決定〜2027年4月30日(金)17:00
インボイス枠
(インボイス対応類型)
2026年9月29日(火)17:00 / 11月9日(月) / 交付決定〜2027年4月30日(金)17:00
インボイス枠
(電子取引類型)
2026年9月29日(火)17:00 / 11月9日(月) / 交付決定〜2027年4月30日(金)17:00
セキュリティ対策推進枠2026年9月29日(火)17:00 / 11月9日(月) / 交付決定〜2027年4月30日(金)17:00
複数者連携
デジタル化・AI導入枠
2026年10月30日(金)17:00 / 12月10日(木) / 交付決定〜2027年5月31日(月)17:00

金額については、通常枠が補助額5万円から450万円、補助率は1/2以内で、一定の条件を満たすと2/3以内になるという整理が出ています。枠と事業者の規模で変わるため、申請を決めた段階で必ず公募要領の最新版を見てください。この記事の数字を根拠に稟議を通さないでください。

締切は複数回設定される予定です。9月29日に間に合わないという理由だけで諦める必要はありません。

対象になるもの、対象になりにくいもの

ここが一番大事なところです。当社にご相談いただく内容の多くは、実は補助対象になりません。先に言っておいたほうが早いので書きます。

対象になりやすいもの

  • 補助金のホームページに登録されているITツールのソフトウェア費用
  • そのツールのクラウド利用料
  • 導入に関わる設定や研修などの関連費用
  • インボイス対応類型で、ソフトとセットで購入するハードウェア

対象になりにくいもの

  • 登録されていないツール。御社専用に作るオーダーメイドの実装はここに入ります
  • ハードウェア単体の購入(インボイス対応類型のセット購入を除く)
  • 交付決定より前に契約・発注してしまった費用
  • 制度の対象になっていない業務コンサルティング

申請そのものも、事業者が単独ではできません。補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」と共同で申請し、事業計画などを作る必要があります。当社は申請代行を行っていないため、この共同申請の相手にはなれません。

さらに、採択後に注意が必要な条件があります。事業場内最低賃金の増加目標と、1人当たり給与支給総額の増加目標が設定され、達成できないと補助金の返還を求められる場合があります。人件費の計画まで含めて判断してください。

盛岡で相談できる窓口

制度の相談は、申請を扱っている窓口に行くのが一番早いです。

盛岡商工会議所盛岡市清水町14-12 / 019-624-5880。デジタル化・AI導入補助金の案内を出しています。相談は事前予約をお願いする形になっています
岩手県よろず支援拠点国が設置している中小企業向けの無料経営相談窓口です。補助金以外の経営相談も含めて聞けます
補助金の公式サイト公募要領、登録ITツールの検索、IT導入支援事業者の検索、公募スケジュールがすべてここにあります

補助金を待たないほうがいい場合

補助金は、買うものが決まっている会社にとっては費用を下げる手段です。一方で「何をすればいいか決まっていない」段階で補助金から入ると、たいてい止まります。理由は3つあります。

  1. 交付決定まで数か月かかります。通常枠の1次締切が9月29日で交付決定が11月9日の予定なので、そこから導入を始めることになります
  2. 登録ツールから選ぶ形になるため、御社の業務に合わせるのではなく、ツールに業務を合わせる方向になりがちです
  3. ツールを入れただけでは業務は変わりません。使われる形にするところに一番手間がかかります

当社がお勧めしているのは、分けて考えることです。いま一番時間を取られている業務を1つだけ選んで、補助対象にならない範囲で先に動かしてみる。そこで効果が見えたら、横に広げる部分で登録ツールを使い、そこに補助金を充てる。この順番だと、補助金が下りなくても業務は前に進みます。

どの業務から始めるかの見立ては、AI導入支援のページに進め方を書いています。他社が何をしたかは支援事例をご覧ください。相談の段階で費用はかかりません。

出典(2026年9月15日に確認)

  • 中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026の公募要領を公開しました」
  • デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト(独立行政法人中小企業基盤整備機構)の公募スケジュール
  • 盛岡商工会議所「【国】デジタル化・AI導入補助金2026」

制度の内容と日程は変わります。申請前に必ず公式サイトの公募要領で確認してください。この記事は制度の解説で、申請の可否を保証するものではありません。

補助金についてよくいただく質問

ASU Moriokaは補助金の申請代行をしていますか。
していません。申請は、補助金事務局に登録されたIT導入支援事業者と共同で行う仕組みになっています。当社は制度の概要と、御社のどの費用が対象になりにくいかを分かる範囲でお伝えするところまでです。
オーダーメイドで作ったAIの費用も補助対象になりますか。
なりにくいです。デジタル化・AI導入補助金の対象は、補助金のホームページに登録されているITツールに限られています。御社専用に作る実装は登録ツールではないため、原則として対象外と考えてください。
補助金が採択されてから導入を始めればいいですか。
交付決定の前に契約や発注をすると対象外になる扱いが一般的です。一方で、補助金を待つあいだ業務は止まりません。補助対象にならない範囲から先に着手して、補助金は登録ツールの導入に充てる、という分け方をお勧めしています。

まず、御社のことを聞かせてください。

何から始めるかが決まっていない段階で構いません。いまの業務を聞いて、AIやWebで変えられるところと、変えなくていいところを一緒に選びます。初回のご相談は無料です。盛岡は対面、全国はオンラインで対応します。

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