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岩手の建設業でAIを使うなら、
現場ではなく事務所から。

株式会社ASU Morioka

建設業でAIの話をすると、まず現場の省人化を思い浮かべる方が多いのですが、先に効くのは事務所側です。写真の整理、日報、書類の作成、見積の下書き、協力会社とのやりとり。ここは量が多く、判断がほとんど要りません。だから機械に渡せます。

この記事の内容

  1. 時間が消えているのは現場ではなく事務所
  2. 先に渡せる5つの仕事
  3. 現場のやり方は変えない
  4. 失敗する入れ方
  5. どこから始めるか

時間が消えているのは現場ではなく事務所

2024年4月から、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されています。現場の工程を縮めるのは簡単ではありませんが、事務所の作業時間は減らせます。そして実際に残業が積み上がっているのは、現場が終わったあとの書類仕事であることが多いです。

  • 現場から送られてきた写真を、案件ごと・工程ごとに振り分けている
  • 日報を読んで、報告書の形に書き直している
  • 施工計画書や安全書類を、前の案件のファイルを探して作り直している
  • 見積を、過去の似た案件を思い出しながら白紙から作っている
  • 協力会社への連絡と、返事の有無の確認を担当者の記憶で回している

どれも専門性ではなく量の問題です。量の問題はAIが得意な領域です。

先に渡せる5つの仕事

現場写真の整理撮った写真を案件・工事段階・部位で仕分けして、必要な写真が揃っているかを出します。人は足りない分を撮りに行くだけです
日報から報告書へ現場からの短い連絡や音声を、その日の報告の形に整えます。翌朝に確認して出せる状態にします
書類の下書き施工計画書や安全書類を、過去の類似案件をもとに下書きします。白紙から書く時間をなくすのが目的で、確認は人がします
見積の下書き過去の見積と今回の条件から、項目と数量の案を出します。金額の判断は人が決めます
協力会社とのやりとり依頼と返事の有無を一覧で持ちます。止まっている先だけが分かる状態にします

全部を同時に入れません。一番時間を取られている1つから始めます。

現場のやり方は変えない

建設業のAI導入が止まる一番の理由は、現場に新しい入力を求めることです。新しいアプリを入れる、決まった書式で入力する、毎日ログインする。これを条件にすると続きません。

入り口は、いま使っている手段のままにします。スマートフォンで撮った写真、短い音声、これまでの連絡手段。整える作業は事務所側で走らせます。現場の人が覚えることをゼロにしておくと、止まりません。

失敗する入れ方

全部の書類をいっぺんに自動化しようとする

書式が案件ごとに違うので、全部を同時に扱おうとすると精度が出ません。一番数が多い書式を1つ選んで、そこだけ確実に動く状態を作ります。

判断までAIに渡す

金額、工程、安全に関わる判断は人が決めます。AIは下書きと確認の材料までです。この線を先に決めておくと、現場が安心して使えます。

情報の置き場を決めずに始める

図面、相見積の金額、協力会社の単価。社外に出したくないものがあるはずです。どこに置くかを先に決めてから作ります。

どこから始めるか

「今週いちばん時間を取られた事務作業」を1つ挙げてもらうところから始めます。そこが写真の整理なら写真から、書類なら書類から入ります。2週間から1か月で動くものをお渡しして、使いながら直します。進め方はAI導入支援のページに書いています。

盛岡市内と岩手県内は対面でお伺いします。初回のご相談は無料です。何から始めるか決まっていない段階で構いません。

岩手の建設業は、冬に仕込むのが合理的です

県内の現場は冬に動きが鈍ります。一方で、書類、写真の整理、原価の集計、来期の準備はそのまま残ります。つまり冬は、現場が動いている時期より事務の比重が上がる季節です。

ここに新しいやり方を入れておくと、春に現場が動き出した時にはもう慣れた状態で使えます。逆に、繁忙期に入れようとすると誰も触らずに終わります。11月から3月のあいだに始めるのをおすすめしているのはそのためです。

公共工事の書類は、様式が決まっていて毎回同じことを書く箇所が多くあります。決まっている部分ほど手放しやすいので、最初に触るならここからです。

AI導入では国のデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)が使える場合があります。対象は登録されたITツールに限られ、当社の支援費用や御社専用に作る実装は対象外です。対象と締切は補助金の記事にまとめています。

建設業の方からよくいただく質問

現場の職人がパソコンを使いません。それでも入れられますか。
現場側の入力はスマートフォンの写真と短い音声、あるいはこれまで使っている連絡手段のままにします。整える作業は事務所側で自動的に走らせます。現場のやり方を変えないことを前提に設計します。
図面や見積の金額をAIに読ませても大丈夫ですか。
どの情報をどこに置くかを実装の前に決めます。社外に出したくないものは外に出さない形で組みます。相見積の金額や協力会社の単価など、扱いを分けたいものがあれば先に教えてください。
安全書類や施工計画書をAIに作らせて問題になりませんか。
AIが作るのは下書きまでです。提出前に人が確認して直す前提で組みます。狙いは、白紙から書く時間をなくすことであって、確認をなくすことではありません。

まず、御社のことを聞かせてください。

何から始めるかが決まっていない段階で構いません。いまの業務を聞いて、AIやWebで変えられるところと、変えなくていいところを一緒に選びます。初回のご相談は無料です。盛岡は対面、全国はオンラインで対応します。

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